なんてことはないんだけどさ
西武新宿3番線ホームに並んでるときにふと視界の端っこに入り込むスニーカーに見覚えがあって顔をあげたらそこには中学生の時の同級生が居ましたよって話

なにも一回目じゃなく2回目、この前も似たような時間に会ったのだからバイトか何かなのだろう

なぜか同年代の全ての女子が当たり前のように大学にいっててそれなりに崩れたような生活をしているなんてそんな気がして居たのだけれど
そして彼女もそうだと思ったけど何故だかなんとなくそんな気がしなかった

本当のところただの一言も話してなければ向こうは気がついてもいないのだから
なにもわかりゃしないけれど

ただそれでも8年近い月日はだいぶ僕らを大人にした。あの頃できなかったことも今では多くできるようになった。

まだまだできないことが多い中でいつかもしまた彼女と遭遇することがあるなら話しかけてみたいと思う。

そこに恋愛やなんやかんやの雑念のようなる感情は存在しなくて
ただ一つの本の重く硬い表紙をめくって一ページ目を開くようなそんな感じのものなのだ。


インターネットが黎明期だったころ

今から10年ほど前の話。
あの時はまだまだインターネットというものが普及してから間もない時代であった。
携帯のように通信した量によって金がかかる時代が終わり、ADSL、光といった通信の変化の時代。

まだまだパソコンが家にない家庭もあった。
そういう中でのネットゲームというものはものすごく敷居が高いわけではないがある種の少数的なものだった。

今でこそスマホでオンラインで知らない相手や離れた友人と一緒にゲームができる時代だけれどもあのころとはだいぶ変わったと思う。
今でこそググればなんでも情報が出てくるがあのころはそうでもなかった。
嘘か本当かわからないようなこともたくさんあった。

あのころのネットゲームは本当に楽しかった。
確定した攻略情報が無いなかユーザー同士が交流掲示板などを使って議論しあったり
それぞれのユーザーが持つブログで検証したものの結果を載せたりとか。

今でこそすげー少なくなったわけなんだけどあのころのネトゲはほんとに輝いて見えたってそんな話